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会長挨拶

会長挨拶

 第71回定時総会におきまして、一法師会長の後任として、会長に就任しました眞木でございます。

 日頃より当協会の活動にご理解とご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。

 2025年の世界情勢は、ウクライナに加え中東の不安定化などの地政学リスクの高まり、米国の第二次トランプ政権による相互関税の適用に伴う世界経済の減速懸念など、混迷の度を深めています。また、国内では、少子高齢化に伴う労働力不足、資材・原材料価格の上昇など、企業を取り巻く環境は厳しさを増しております。

 急速に進展するAIは日本企業の生産性を大きく改善する期待を集めていますが、一方で、企画、マーケティング、サービス・技術開発、生産、保守・運用など、企業のあらゆるプロセスにおけるAI活用の巧拙で、企業の成長や存続を左右する可能性すらあります。AI革命と言われるような大きな環境変化は、変化を躊躇する者にとってはリスクですが、自ら変化を創り出しチャレンジする者にとっては大きなチャンスです。日本企業の変革力に期待したいと思います。

 AIは今後の日本の成長をけん引するエンジンとして期待されていますが、AIサービスを提供するDC(データーセンター)のエネルギー消費は大きく、また、DCの多くが首都圏、関西圏の都市部に偏在していることから、電力の確保、カーボンニュートラルの実現、災害時のレジリエンスについて、懸念されています。このような課題に対し、政府は、低遅延の通信インフラと地方の脱炭素電源を活用したDCの地方分散(ワット・ビット連携)と、AI・デジタルの社会実装による地方創生の構想をまとめています。

 DCをはじめとするデジタルインフラの構築やAI・ロボット・ドローン等を活用した地方創生の現場には、ICTやDX、AIに精通したデジタル技術が必須であり、それを担うのが当協会の多くの会員様であります。

 当協会としては、最新の政策情報やデジタル技術動向の収集と会員の皆様への提供、会員の皆様のデジタル人材育成、そして会員相互のビジネス機会の創出・サービス展開など、協会本部・地方本部一体となって諸活動の充実・強化を推進して参ります。

 皆様方の一層のご支援、ご鞭撻を賜りますよう、お願い申し上げます。

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